お家にあった最適な塗料の選び方。

失敗しない外壁塗装 《最適な塗料の選び方編》

色々あるけど、どの塗料がいいの?
自宅の外壁にあった塗料の選び方。

「チラシではお得で安価な塗料を押しているけど、ショールームの営業マンは高級塗料が良いって言ってたなぁ…」など、業者によって提案された塗料が違うことで、どの塗料を選んだらいいかわからなくなる方が多くいらっしゃいます。まず確実に言えることは、失敗しない外壁塗装の為に重要なのは値段の安さや高さではなく、自分の家とライフプランにあった塗料を選ぶ事です。

外壁と予算とライフサイクルから適切な塗料を選ぼう!

外壁塗装の塗料を選ぶためには、【お家のこと】・【予算とライフサイクルのこと】を把握しておくことで、外壁塗装の塗料をスムーズに選ぶことができます。お客様の希望だけで塗料を選んでも、そもそもその塗料があなたのお家にあわなかったり、適していない可能性もあります。モルタルやサイディング、コンクリートなど、外壁材には様々な種類があり、それぞれに合った塗料があります。外壁材に合わない塗料を使ってしまうと、高機能な塗料を選んでもすぐに劣化してしまうので、お家の外壁を把握することは大切です。
また、外壁塗装の塗料にはそれぞれグレード(ランク)があり、グレードが高いほど塗料の機能が高いものになり、同時に費用も高くなります。お客様のご予算と、今後再び訪れる塗り替え時期を計算しながら、適切な塗料を選ぶことをお勧めします。

各塗料の耐用年数と相場

各種塗料の種類とメリット・デメリット

アクリル塗料

アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とする塗料で、発売当初は画期的な塗料として人気を集めましたが、ウレタン塗料やシリコン塗料など登場により、現在の需要は少なくなっている塗料です。

価格1,000円~1,500円(㎡単価相場)

耐用年数5~8年程度

メリット

発色が良くカラーバリエーションが豊富です。

費用が安く、数年毎に外壁を塗り替えたい場合などにオススメです。

素人でも扱えるタイプの簡単な塗料なので、施工の失敗が少ないです。

デメリット

紫外線に弱くひび割れしやすいので、耐久性が低い。

耐久年数が短く塗り替え回数が増えるため、長期的なコストパフォーマンスが悪い。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を主成分とした塗料です。外壁以外に家具や車、バイクなどにも使用されているのが特徴で、幅広い用途に使用されています。

価格1,800円~2,500円(㎡単価相場)

耐用年数7~10年程度

メリット

下地にしっかりと密着し塗膜がはがれにくいです。

密着性や柔軟性に優れており、ひび割れしやすい外壁におすすめです。

光沢のある塗料なので、ピカピカの新築のような美しいお家に仕上がります。

デメリット

紫外線に弱く変色する場合がある。

水分に弱いため、湿度が高い時に塗装すると塗膜性能が
落ちてしまう。

シリコン塗料

耐用年数と価格と仕上がりの良さのバランスが良く、現在外壁塗装で最も多く使用されている塗料です。外壁や屋根の塗装に長年利用されている人気の塗料です。

価格2,500円~3,500円(㎡単価相場)

耐用年数10~13年程度

メリット

費用対効果が高く、耐久年数が長いです。

塗膜が固く撥水性があるので汚れに強く、綺麗な状態を長く維持できます。

光沢効果が長期間続き、新築のような綺麗なお家を長く楽しめます。

デメリット

アクリル塗料やウレタン塗料より高価になってしまう。

塗膜が固くなるため、地震等による大きな力が加わると、ひび割れが起こりやすい。

ラジカル制御型ハイブリッド塗料

2010年代より新製品が開発され、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子の発生を可能な限り抑える効果があるので、長期間塗膜の劣化を防ぎ美しさが長持ちする塗料です。

価格3,000円~4,000円(㎡単価相場)

耐用年数12~15年程度

メリット

低価格で高性能。コストパフォーマンスが高いです。

耐久性が高く劣化しにくいので、ひび割れやチョーキングが起きにくいです。

紫外線や雨などによる汚れが付着しにくいため、ツヤと色持ちが長持ちします。

デメリット

取り扱っている塗装業者が少ない。

発売されてからの歴史が浅く、耐用年数が未知数のところがある。

ナノテクノロジー塗料

最新技術であるナノテクノロジーを駆使して生まれた新しい塗料です。塗料の樹脂量を最小限まで低減した結果、ほかの塗料に比べ、防汚性に優れています。

価格2,500円~5,500円(㎡単価相場)

耐用年数12~15年程度

メリット

防汚性に優れたセルフクリーニング機能で、雨によって汚れを落とします。

カビの繁殖を抑制し、いつまでも美しい外観を保つことができます。

雨や紫外線に強く、色の変化を最小限に抑えることで塗り替え回数を減らせます。

デメリット

取り扱っている塗装業者が少ない。

一般的な塗料と比べると費用が高い。

アクリル100%(ピュアアクリル)塗料

アクリル塗料と違い、添加剤や薬品類などの不純物が含まれていない純度100%のアクリル塗料です。紫外線に強く、高い耐用年数を誇る塗料です。

価格3,800円~4,500円(㎡単価相場)

耐用年数13~15年超

メリット

フッ素塗料にも劣らない耐久性があります。

高い弾性がある塗料なので、ひび割れに強く防水性能に優れています。

遮熱性に優れ、冬は屋内の熱を逃さない、夏は熱を通さない効果があります。

デメリット

弾性が高いため、外壁に膨れが起きやすい。

塗料ではひび割れを起こしていないが、お家本体のひび割れに気付きづらい。

フッ素塗料

蛍石(ほたるいし)を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料です。優れた耐久性や耐候性を持っているので、一般的な戸建住宅だけではなく、ビルやマンションなどの建物にも使われます。

価格3,500円~5,000円(㎡単価相場)

耐用年数13~15年超

メリット

親水性を高めるためツヤあり塗料になっているので、光沢のあるピカピカの外観を長期間維持できます。

防カビ・防藻性が高く、カビが発生しても初期段階であれば水洗いで簡単に取り除くことができます。

耐用年数が長く塗り替え回数を減らすことで、トータルでのメンテナンスコストを削減できます。

デメリット

塗膜が硬い性質のため、ひび割れを起こしやすい。

一般的な戸建住宅の塗料としてはコストが高い。

無機系ハイブリッド塗料

無機と有機のシリコン結合の良いところを組み合わせ、耐候性、柔軟性、高硬度、低汚染性、遮熱性をバランス良く兼ね備えた塗料です。

価格4,000円~5,500円(㎡単価相場)

耐用年数15~20年超

メリット

屋根・外壁の劣化要因である紫外線・雨風・汚れなどから守る、耐候性、柔軟性、高硬度、低汚染性、遮熱性をバランス良く兼ね備えた塗料です。

高い耐久性により塗り替え周期が長くなるので、家のライフサイクルコストを抑えられます。

無機塗料の「塗膜が固く割れやすい」弱点を、有機成分を配合することで解決し、高い柔軟性と高硬度を兼ね備えています。

デメリット

高性能な塗料であると同時に、費用が高くなってしまう。

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